こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院の藤井です。
外の気温もだいぶ上がってきて、暑い日々が続いています。
こう続くと、冷たいものをたくさん飲んでお腹を冷やしたり、身体が重くなったりと、夏バテが心配になってきますね。
皆様、体調はいかがでしょうか?
今回のブログは、『足がつる』ことについてお話ししたいと思います。
夏休みに入り、部活などもハードになることで、足がつることも出てくると思います。
運動中、睡眠中色々な場面で足がつることがあるので気をつけたいですね。
足がつるメカニズム
いまだに、確実なことは明らかになっていませんが、下記の2つが大きくかかわっていると考えられています。
①体内の電解質のバランスの問題
人間の血液中には電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)という物があります。運動で大量に汗をかいた後は血液中の電解質のバランスが崩れてしまします。
電解質は神経や筋肉の働きを調整する役割を担っていて、バランスが崩れると筋肉の調整も乱れ、筋肉が痙攣し、足がつるのではないかと考えられます。
②腱紡錘(ケンボウスイ)の問題
筋肉や腱の伸縮を感知するセンサーを腱紡錘といいます。
ふくらはぎの筋肉が縮むとアキレス腱が伸びる構造になっていて、その指令を出しているのも腱紡錘が行っています。
通常は筋肉が激しく収縮すると、筋紡錘はそれ以上収縮しないように働くのですが、そのセンサーがうまく作動せず、筋肉を必要以上に収縮させてしまうことでつってしまうと考えられます。
足がつる原因
・脱水
暑い日や運動により大量の汗をかくことで、身体の中の電解質が減少し、水やミネラルが不足してしまいます。
それにより、筋肉の痙攣が起きて足がつってしまいます。
体調不良の時は嘔吐や下痢も考えられ、それにより脱水症状をきたすこともあります。
・運動
久々に運動をする、長時間の運動により筋肉の緊張が高まり、腱紡錘というセンサーが常に刺激された状態となり、誤作動を起こして筋肉を痙攣させてしまうことで、足がつってしまいます。
・冷え
睡眠中に起こる原因で多いのは冷えによるものでしょう。
冷えることにより足への血流が低下してしまいます。血液が足に届きにくいことで、電解質のバランスが崩れやすくなり足をつってしまいます。
また、睡眠中は腱紡錘の働きも低下していることも要因となります。
足がつった時の症状
・動けなくなるほどの強い痛み
・痛み以外は、動悸やめまい、大量の汗をかく、筋肉が隆起して硬くなる
足がつった時は
・ふくらはぎの筋肉を伸ばす。
膝を伸ばして足のつま先を顔の方へ曲げるようにして、ゆっくりとふくらはぎの筋肉を伸ばします。
いっきに伸ばそうとすると筋肉を痛めてしまうこともあるのでゆっくりと行ってください。
・足の裏をマッサージする。
・足を温める。
足が冷えているようでしたら、蒸しタオルなどを利用して温めるのも効果的です。
足がつらないために
・足の血行を良くしておきましょう。
ストレッチやマッサージなどを行い、筋肉の柔軟性を高めておきます。運動前後で行うことで、疲労をため込まないようにできます。
・水分やミネラルをしっかり取りましょう。
水分不足では電解質のバランスが乱れてしまいます。また、ミネラルでは特に、マグネシウムとカルシウムを補うようにするとよいでしょう。