2014年8月31日 | 風邪、六邪、お灸 |
こんにちは
かないわ鍼灸整骨院の栗本です。
今週は雨が続き寒い日が続きましたね。
しかし、来週からはまた暑い日が続くそうです
気温の変化が大きいと風邪をひきやすくなります。
みなさん風邪には気をつけてくださいね。
六邪
東洋医学では病気の原因を外因といいます。
外因は、からだの外側にある邪気がからだの表面にとりつき
病気をおこすと考えられています。
邪気とは、6種類(六邪)に分類されます。
六邪は、暑さ・寒さ・湿度・乾燥と深く関わっています。
①風邪(ふうじゃ)
外因の中で一番多いとされています。
風は舞い上がり、移動する性質があるため
風邪に襲われると
頭痛
鼻づまり
のどの痛みなど
からだの上の部分に症状がでやすい
と言われています。
②寒邪(かんじゃ)
寒すぎる冬や気温が低い夏に多くみられます。
寒邪がからだに侵入することで
からだを温める機能が低下すると言われています。
そのため、
寒気がしたり、
手足が冷えたり
といったかぜのひき始めの症状が
出やすいと言われています。
③暑邪(しょじゃ)
真夏など暑い時期に起こりやすいと言われています。
暑邪は熱という意味があり、
真夏の時期に何時間も太陽の下にいることで
からだが暑くなりすぎてしまいます。
熱はからだの上半身にあがりやすく
顔が赤くなったり、
目が充血したり、
大量の汗をかいたり
からだの中に熱がこもっている状態になってしまいます。
代表的な症状は、熱中症です。
④湿邪(しつじゃ)
雨に濡れたり、湿気が多い時期に起こりやすいといわれています。
湿邪は水分なので重く、下に流れる性質があります。
湿邪がからだに侵入することで
関節痛、
足のむくみが出たり、
頭や手足が重だるく感じる
といった症状が出やすいと言われています。
また、湿邪は粘着質があり
いったんからだの中に侵入すると停滞し
病気がなかなか治りにくい
とも言われています。
⑤燥邪(そうじゃ)
乾いた風が吹く秋や冬に多いと言われています。
肺は乾燥に弱く、
乾燥した空気を吸い込むことで
せきが続いたり、
ぜんそくになったり、
肌がかさつく
といった症状が出やすいと言われています。
⑥火邪(かじゃ)
火邪は暑よりも暑い状態のことを言います。
火邪がからだの中に侵入すると、
燃え上がるといった性質があるため、
高熱をだしたり、
顔や目があかくなったり、
からだ中が乾燥する
といった症状が出やすいと言われています。
風邪のひき始めに、お灸!!
風邪のひき始めには、
大椎(だいつい)
風門(ふうもん)
肺兪(はいゆ)
風池(ふうち)
といったツボを使います。
頭が暑く感じ、冷房で体をガンガン冷やすことで
体そのものは思った以上に冷えています。
過剰な冷房はからだの免疫力を下げてしまうんです((+_+))
なのでみなさん!!
冷房で体の冷やしすぎには気を付けてくださいね!!
免疫力が下がり、風邪のひきはじめに
なんだか寒い、ゾクゾクする
と感じるときは
邪気が体内に侵入してきている証拠です!!
そんなときに是非、
背中のツボを温めてみてください!!
お灸を持っていない
できない
という方でも大丈夫です
本来は、ツボにお灸をすえるのですが、
大椎・風門のあたりを
ホットタオル・使い捨てカイロ・ドライヤーなどで
温めてあげるのも効果的です。
でも、火傷には注意してくださいね(>_<)
当院にもお灸治療がありますので、
風邪のひきはじめかな?
冷房にあたりすぎて少し寒いな(>_<)
と感じる方は是非試してみてください!!
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