何事も基本が大事ですね。無駄な動きがあればタイムは伸びにくくなります。無駄な動きが少なくなれば、その分早く泳ぐことができます。更に無駄がなくなる分、ケガや故障のリスクも少なくなり、長期にわたり水泳を楽しむことができます。そのためにも正しいフォームを身に着けることが大切になります。泳ぐ姿勢のことをストリームラインと言います。
このストリームラインを作ろうとしたときに、骨盤周りが安定していなかったり、腰が反ってしまっている姿勢、頭が上がってしまっていたり、足が沈んでしまっていたりすることが、体幹の筋肉が使えていないか、どこかに負担がかかっていることが考えられます。
また、背骨の胸の高さにある胸椎という部分と、肋骨や横隔膜で作られている胸郭という部分の動きをスムーズにすることも重要です。スムーズにするには、肋骨の間にある肋間筋の柔軟性を高めるようにしなければいけません。また、腹筋が使えないと、プルの際に力の伝達がうまくいかず、キャッチが弱い感じになってしまいます。
そのため、泳ぐ前には、胸郭がしっかり動くようにすることと、腹筋に力が入ることをセルフトレーニングしてください。その結果、肩甲骨の動きが良くなり、腕がしっかりと上に上がり、理想的な水中姿勢をとることができます。
水をキャッチすることも重要となります。手のひらと腕を使って、水を押すイメージです。足に関しても、推進力を生むには、しっかりと押し出したり、蹴り上げたりする必要が有ります。水の抵抗を捕まえる技術があると、スピードに変換され、結果が生まれてきます。これは本当に難しいので、練習が必要になってきます。
上記に記したことは基本的なことです。上記に記した部分で分らないことや不安な方は、まずは、基本をしっかり指導していただけるスクールの先生、部活の先生など、適切な指導が出来る人の元について、あなたが持っている癖を見つけることが一番の近道だと思います。
当院でも、数ヶ所ではありますが、ご紹介しているのでお気軽にお問合せください。