スポーツ外傷と障害

“スポーツ外傷”と“スポーツ障害”の違いって何かわかりますか?

 

 

あなたの悩みはどっちですか?

スポーツ外傷とは・・・

相手とぶつかったり、着地を失敗したりして、1回の外力で組織を痛めることです。一般的な言葉でいうと、“ケガ”と捉えていいと思います。たとえば、肩の脱臼、足首の捻挫、指の骨折、ふとももの肉離れ、膝の靭帯損傷、アキレス腱断裂などの捻挫、打撲、骨折、脱臼、肉離れのことを指します。

 

主な症状として、出血、痛み、熱感、腫れ、変形などがあり、局所の圧痛、神経感覚障害、筋力低下なども見られる場合もあります。そのため、初期治療とその後のリハビリが極めて重要となるので、適切な施術がなされるかどうかでスポーツ現場への復帰までの月日が大きく異なる他、後遺障害を生ずることもあります。

 

<症例1>

59歳 男性 ゴルフ好き

ゴルフの練習中にダフってしまい、腕に痛みが走った。

(今まで痛めたことはなし)

 

すぐに練習をやめて、当院にお見えになりました。

その時の状態は、

          ①腕全体がパンパンに腫れている

          ②ぞうきんを絞る動きができない

          ③手首を反ると痛みが増すが、肘と手首を曲げると痛みが減る

          ④内出血や傷はない

          ⑤骨をさわっても痛くない

などでした。

 

最終的には、腕の肉離れと判断し、初診時の処置としては、RICEという原則に乗っ取って

アイシング + 超音波治療 + 鍼治療 + 圧迫包帯(肘上から手首まで)

で固定し、安静を指示しました。

 

4日後・・・

 

内出血が出ていましたが、最初に説明してあったので、患者さんは驚きませんでした。

「重力によって、手首側に出血が落ちてきているだけです」と説明させていただきました。

 

リハビリとして、手首、肘の運動療法、超音波による温浴、鍼、マッサージなどを施し

痛めた筋肉の修復をかけていってます。

 

スポーツ障害とは・・・

比較的長期間に繰り返される運動負荷によって生じる、筋肉、腱、靭帯、骨などの慢性的な炎症性変化です。原因としては、過剰なスポーツ活動の繰り返しで起こったり、使い過ぎたりするものが多いです。例えば、腰痛、アキレス腱周囲炎、鵞足炎、腸脛靭帯炎、野球肩、ゴルフ肘(テニス肘)、新スプリント、オスグッド病、椎間板ヘルニア、分離症などです。

特に、筋肉の柔軟性が低下することによる障害として、鵞足炎、腸脛靭帯炎、アキレス腱周囲炎などがあります。また、関節が過度に弛むものとして、ルーズショルダー、反張肘などがあります。骨格のアライメントの異常として、X脚、O脚、偏平足などがあげられます。

 

“スポーツ外傷”と“スポーツ障害”の違い
 

痛める部位 主な症状 治癒までの期間



すべて 痛み、腫れ
熱感、赤くなる
通常通りに治る



筋肉の付着部
腱、靭帯、骨
運動痛 治りにくい
慢性化しやすい

 

 

 

外傷、障害とも、修復過程は、組織や大きさによって変わるため、状態を見極めて、施術計画をお伝えしています。また、やむを得ず、どうしても試合に出なければいけない場合もあるかと思います。出られるものであると判断した場合は、テーピングを巻いたり、固定をしたりして出場させる場合もあります。出場してはいけないと判断した場合は、しっかりと説明をし、出場させません。

 

 

☆スポーツ障害の予防と再発防止ために

・ストレッチを行う!!

・ウォーミングアップとクールダウンを行う!!

・体幹トレーニングを行う!!間違ったやり方はかえって逆効果です。

などですが、最も大事なのは、無理なトレーニングをせず、自分の能力にあったトレーニングを行うことです。そして、異常を感じたら直ちに運動を中止し、整形外科、整骨院、トレーナーにご相談ください。

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