こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院の藤井です。
11月に入って雨もしとしと降り、ひと雨ごとに寒さが増してきていますね。
皆さま寒さ対策はおすみでしょうか?
体調管理には気を付けていきましょう。
運動をしていて捻挫をする学生が最近多くなっており、患者さんとして来院する学生が多くなっております。
その学生の足を見ると、最近は「外反母趾になりかけてる!」という子が意外と多いことに気づきました。
外反母趾とは
外反母趾とは、足の親指が小指側に曲がり、親指の骨が変形している状態をいいます。
足の親指が「くの字」に曲がって、親指の付け根の関節が外側に飛び出してしまいます。
出っ張ったところに、靴が当たり炎症を起こすことで、痛みを感じ、腫れてしまうこともあります。
痛みをかばい、親指だけでなく、かかとの向きも変わり、足のねじれにもつながることで歩き方が不安定になることもあります。
さらに、外反母趾が原因で、足から体の骨格の歪みにもなり、腰痛や肩こりなどの症状を引き起こすこともあります。
また、一点に体重を受けることも多く、タコができることもあります。
原因は!?
・歩き方
かかとが接地
→足全体接地
→かかとが離地し小指から親指で蹴りだす
というのが良い歩き方ですが、
足の筋肉の発達不足で、足の指を使って踏ん張ることができなかったり、
親指をうまく使うことができず指の付け根で歩いてしまうことで
足底筋群が発達せずに親指が曲がってしまいます。
・靴
★先の尖ったパンプス
先が狭ければ窮屈な状態で足の指が内側に曲がってしまいます。
★ゆるい靴などの脱げやすい靴
脱げないように無意識のうちに足の指を浮かせたり指を縮めて歩いてしまいがちです。
足の指が浮く「浮き指」状態は足のアーチを低下させる原因となります。
・筋力の低下
外反母趾は女性特有の障害と思われがちですが、スポーツ選手にもよく見られます。
素早い動きを要求されるスポーツでは、
爪先や親指の付け根で体重を受け止めることが多く、
その時筋力不足で足指をしっかり踏ん張れないと、
開帳足と呼ばれる足形に徐々に変化していきます。
靴先が狭く、親指が長い場合、靴内で親指が強く圧迫され、
その結果、指先が内側に曲がってしまいます。
一度そうなると、親指を動かす筋肉がさらに指先を引っ張り、変形がどんどん進みます。
早い動きにも踏ん張れるような筋力強化を心がけるのが一番の予防策です。
外反母趾は、親指の変形が進行すると元に戻りにくくなるどころか、少しずつ進行してしまいます。
早めの対処が大切になりますので、親指の状態も注意してみてください。
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